Himitsu-no-Utakai

 

こんな想い出もありました。

残っているものはわずかですが

記録にとどめておきましょう。

 

蒼霧桃霞の秘密の歌会・・


 


 

 

 

 

都会(まち)の夜 勇者オリオン駆ける冬 その足もとに見えぬ星追う

遠き空 添うて輝く長い耳 夜のしじまに身をまかせしまま 


 

 

 

空っぽさ何もないんだ 地下倉にわが名定めたり 始まりのとき

笛の音が 胸へと届き響けばと 今は願いし名のありかたかな


 

 

空の青解くなるという電磁気の 学未だわからず 君をしりたり

月の輪に青とピンクの色ぼんやり 理由わからずしても会える喜び

 

 



 

君よ君よ その言葉灯火とせん 「書いてください。私は読みます。」

遠き人 画面の向こうの想い文字 まだ見ぬ姿すぐここにあり

 

 

 


 

着信し 読みて心に刻み込み しばし留めて 削除するなり

着信後 すべて保存し再度読む 何度も何度も 手の中愛しい

 

 

 


 

 

猫の背に あなたの姿うつしだし かぶる毛布に温もり求める

背は向けじ 胸に抱きて愛撫せん 熱き手をもて 猫君なれば

 


ここにいる いつも一緒と 絡みつく 見えない輪となりあなたの腕に

見えぬ輪の奏でる楽に篭められて 手首(ここ)より先は君の領域

 

見上げれば 東の空の霧雨の濡れゆく肌に あなたを想う

この想い 蒼く凝りて霧となれ 西なる君の肌を濡らさん


ちる花の 舞う風の中いつまでも 想いをのせることもできずに

いかにせん たずね行く道 one way 花散る里に残る想いを

 

 

 

 

画像素材 : 十五夜さま


 

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